画像2 画像3 画像4 画像5 画像6 画像7

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ラリック ガラス技法

ラリックの主なガラス技法

ラリックは宝飾家時代に得た金属鋳造、鍛金技術などをガラスの技法にも応用している。
また彼はデミ・クリスタル・ガラスというガラスを使用している。これは一酸化鉛の含有量が5%程度のため延引性が高くなり成形するのに適し、カットと研磨が容易になるなどの利点があったため多用していた。


主な成型方法は3通りある。
プレス成形、型吹き成形、型吹きプレス同時成形を作品によって使い分けられていた。

・プレス成形
鋳鉄や加鋼鉄製の鋳型にガラスを流しこみ、ローラーなどでなじませて成形する、立像、レリーフなどの制作時に使用されていた。ガラスがある程度冷却したら再び熱処理による焼ならしを行う。これにより形を整え表面を滑らかにするが相当な時間がかかる。

・型吹き成形  
最もポプュラーな成形方法、溶けたガラスを鋳型の中で吹いて成形する。第一次大戦後には圧搾空気を送り込む機械が採用された。主に花瓶などの制作時に使用されていた。

・型吹きプレス同時成形  
型吹き成形とプレス成形を同時に行う技法。香水瓶などの複雑な形を成形するために考案された方法。


・オパルセントガラス   
ガラスの原料に燐酸塩、フッ素、アルミナなどを溶解し、ガラスを成形する時に一気に冷却させ再び加熱することで半濁状態にしたもの。宝石のオパールのように光の角度によって黄色や青色など光が変化する。


・蝋型鋳造ガラス(シュール・デ・ペルジュ)  
原型を蝋で作り、石膏を被せて乾燥させる。その後これを温めて蝋を溶かして取り除き、そこへ溶解したガラスを注入する。またはガラスの粉末を詰めて焼成することもある。徐冷後、石膏を取り壊すと一点もののガラス作品が取り出される。限られたコレクターや展覧会出品用に制作されている。1919年以降は技術が向上し、1901年から33年の間には約600点近く制作されたが現存する作品は極めて少ない。


・パチネ
レリーフ状の装飾を引き立たせる為に考案された彩色方法。アラビアゴムを主体とした溶液に顔料を混ぜたものを、作品表面に塗布し定着させる。凸凹の多いラリックの作品に施すとさらに立体的に見える効果がある。しかし、パチネは性質上剥落しやすいため、保存状態のよい作品は少ない。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。